「腐ってもなお、輝き続ける”腐った果実”のご両人。」


フェンシングの五輪金メダリスト太田選手が、就職決定の記者会見をしていた。


内容は、とにかく支えてくれた回りの方々への感謝の言葉。
それを、涙ながらに語っていた。


取り巻く全ての人はそれは応援したのだろう。
しかし、本人は五輪に集中するため就職活動もせず、孤独と不安の中、ひたすら練習をしたのだろう。
他人からしたら、どう見ても本人が一番苦しかったはずだ。


それでも最後は周囲への感謝の言葉。


僕はというと、朝に実家から送ってもらった大好きな菓子パンを頂いた。


昼は、会社の同僚が楽しい馬鹿話と共にご飯を奢ってくれた。


夜には、オーディションがあったがその後、先輩の腐った果実のご両人と価値のあるお笑い談議に花を咲かせ、トッティーさんにラーメンをご馳走になってしまった。


日々の暮らしの中で支えは食べ物だけじゃない。
他にもまだ沢山、有る在るあるアルR。


報恩感謝の言葉以外、何か表現する手段はないのだろうか。


僕に何が出来るだろう。
何が恩返しになるだろう。
とはいえ、今の僕じゃ出来る事が限られてしまう。


結局何が言いたいかというと、日々感謝の気持ちを決して忘れずに、自分に出来る事をひたすら真面目に。


嗚呼、言葉にすると、びっくりする程薄っぺらい！


想いをシンプルな言葉で述べられない自分も、もっと至極薄っぺらい。


しばらくは、一反もめんと名乗ろう。
そして、一人でも多くの鬼太郎のために頑張ろう。


飛べない一反もめんは、ただの一反の木綿だよ。