先日、新山ちはるさんがテレビに出演していた。
そして、無事出産を終えたという事で当日の誕生瞬間までのビデオが放送されていた。


惜しげもなく映像を流す、その精神的なタフさもすでに母たる雰囲気を醸し出していた。


そして決して痛みからでなはい、誕生する事への感動で出産する前から泣いていた。嗚咽を漏らしていた。


無事出産成功。


僕も理由も分からず、危うく瞳から塩水を流しそうになった。
もし、自分だったらと頭の中で置き換えてみた。


結論…、絶対無理！！！


痛そうとか怖そうとか、そんな生易しい感情のレベルではない。


生命を生み出す。僕も生み出された。
生まれた瞬間から男である以上、そんな事を理解出来ない様ＤＮＡに書き込みされているのではないか。


それと同時に、脈々と受け継がれてきた人類の歴史に、男の自分は付属品でしかないように思えてきた。
つま弾きにされている様な感覚。そんな悪い意味じゃなくて。


圧倒的な女性の存在感、存在意義。
偉大すぎる。絶対勝てやしない。いや、勝ち負けではないけども。


掃除機をかけた。
吸引力が落ちていたので、付属品である中のゴミパックを変えた。


まぁ～良く吸う良く吸う。


ほら！って言った。ＤＮＡがたぶんそう言わせた。
たぶんとても気持ち悪い笑顔だ。