ウルフルズのベーシスト、ジョン・Ｂ・チョッパーさんの脱退や復帰、そして解散までの事等、ウルフルズの全てを書き綴った小説「青春というのなら」を読んだ。


本屋で表紙を見た瞬間、本能的に読まなければと思った。


トータス松本さんという圧倒的な才能と情熱の塊を前に、自分を凡人と称し、それを押し返すだけの情熱を持ち合わせてない事への劣等感に悩む日々。


とても共感するモノがあった。


でも僕ら凡人からすると、彼も才能があったのだと思う。
メンバーは口々に言っていた。
それでも黒田とやりたかったと。


人に何かしら引っかかりを感じさせる才能だ。
ただ、身近に才能に溢れ過ぎる人間がいただけ。


歩みは遅かったかもしれないが、その一言一言はとてもピュアで紛れも無い真実でした。


完全無欠のヒーローなんてとてもじゃないが信じられない。


身を斬りながら歩いていき、足元に滴り落ちる鮮血こそがその人の歩いてきた証。


鉄分をふんだんに摂取しなければ！