先日、養成所時代にお世話になった講師の方にネタを見て頂くため、中目黒に馳せ参じた。


その講師の方は昔から非常に的確かつ鋭いアドバイスを下さいます。
自分がネタの中でイマイチと思っている箇所は必ず指摘してくれます。


そして、ご自身の今までの経験からくる主観と、今の時代に合うポジショニングへとどう成長するべきかの客観を持ち合わせている方だと思います。


何より養成所時代からずっと、どんなに売れてない芸人でもその人間を「尊重」してくれます！


自分と同じ様にドライな臭いがするので、そんな事言うと「売れようが売れまいが大して関係ないから。」なんて言われそうですが！（笑）
言葉とは裏腹です。
しかし、そんな感じが心地良いのです。


そして、その感じがこの世界の縮図のようにも思えます。


誰もやらされている人間はいません。
また、やらされていたらこれほど不毛な行為はありません。
自分で食いついて求める以外、誰も見向きもしてくれない世界でしょう。


何かを与えてくれるのを待つ方は、今すぐサラリーマンに戻った方が良い。
それが決して悪い事だとは思いません。


社会は「やらされる」事や仕事も実際多い。
それゆえの安心感も得られるし、また窮屈さが存在します。
すべてバランスです。


この世界は全て、能動的です。
それゆえに常に迷いと付き合いながら進まなければいけないのですが。


ネタ見せは貴重な放送作家コース現役生の授業中にして頂きました！


まだクオリティの低い僕らのネタなんかに、真剣に皆さんであーだこーだ言って頂きました！


色んな考え方の人がいます。
とても貴重な意見を多数頂きました！


その真剣さが伝わりました。
皆さん、好きなんです。
ただ純粋に笑いたいし、笑わせたいんですねきっと！


この薄汚れた世界において、何ていう真っさらな能動なのでしょう！！


この受動に溢れた世界を色鮮やかにするのは、劇的に変えるのはきっとこの能動の力しかない。


そう再確認した、素敵な時間でした！


受動と書いてバイトと読む。
そんな、生きる業にしばらく身を委ね、甘んじたいと思います。