もっと、生活の中での最終判断は「笑えるか？」になっていなければならない。


人がイメージや体裁を気にするのは当然と言えば当然だ。
辱めや罵りなんてもっての他で、出来れば避けて生きていきたい。


しかし、その先に笑いがあるのであれば笑顔で身を投じるのが当然だ。それが貪欲というもの。
そしてそれが強がりではないのが１番重要だ。強がりだと破綻してしまう。


先日、「あんた、社会人？それとも芸人？」と挑発された事があった。


金を一人前に稼げて初めてその問いに答える事出来るだろうが、その時、自分の中の変化に気付いた。


びっくりするぐらい社会から逸脱してやろうかと素直に思った。
それは挑発に乗った訳でも強がりでも何でもなく、その先に笑いがあるかもと感じたから。


社会人でありながら逸脱だけの人間は五万といるだろう。
それは堕落した人間をはじめ誰にだって出来る。


しかしやるべき事は、社会で通用する確かな礼節と誰もが想像出来ない社会からの逸脱、非日常の提供。
どちらが欠けていてもだめだ。その両方を備えて初めて与えられるものがある。


非常に病んだ世界。一見、極普通に見える人々の多くが他人に言えない深刻な悩みを抱えていると最近切に感じる。


そんな毎日を壊す、鬱積した感情を晴らす圧倒的で破壊的なエネルギーが「笑い」には存分にある。


もっと真剣に。


－あなたは運命を変える恋、信じますか－
「礼節と逸脱の間に」
主演：シギハラヨシアキ 他