本日は、可愛い年下の友人の卒業舞台を見てきた。


それはなかなかの良い役で熱演していた。人柄が出てて素晴らしかった！
話しも凄い凝っていて、費やした時間、注いだエネルギーを考えると凄い超大作。


これからやりたい道に進んでいく養成所生だから粗削りの所もある。
しかし、多少でも生みの苦しみを知っている自分は上手さ以外に人の心に届く術を感じている。


それは、どれだけ「本気」かどうかということ。
多少の技術なんて関係ない。
眼光一つで吹き飛んでしまう事がある。
それが、舞台では多く垣間見れた。


気迫だとか勢いとか、世間ではただの感情論だと鼻で笑われてしまうモノだろう。
自分もそういうタイプだった。


しかし、特にクリエイティブな世界、人の五感に訴えかける、揺さぶりをかけるモノを造り出そうとしたら真面目に、しかも本気でそういう目に見えないモノと対峙していかなければならない。


皆、何かを必死で作り出して、表現している。
それが良いか悪いかなんて、自分にはとてもじゃないが判断出来ない。
意見なんて言えない。仕事であれば、お客様が決める事だ。


でも、時々思う事がある。
そのセリフは本気なの？その衣装は本気なの？そのクオリティは本気なの？
その目つきは、本気なの？
中身なんてどうだって良い。そこに一人の人間の「本気」が体現出来ているのかが気になる。重要だ。


それはお金になる？やる価値あるの？意味はあるの？そんな時間あるの？まわりに迷惑かかってない？まわりに必要とされてる？楽しい？楽しませてる？ねぇ、面白い？


答えの全ては、「本気」かどうかで決まるのだきっと。